デスクトップ向けのLinuxとして、人気のあるubuntuは2010年4月29日に10.04 LTS"Lucid Lynx"がリリースされた。最初はバーチャルマシンやUSBメモリで使っていたが、OSの高速起動と文字の読み易さが気に入ったので、これをポータブル ハードディスクにインストールし本格的に使用する事にした。このブログはその導入備忘録としてまとめたものである。(2011/5/11 ubuntu 11.04追加)

2010年8月23日月曜日

VirtualBoxにプライマリ スレーブ ハードディスクを追加

ホストubuntu10.04のゲストにインストールしたWindowsXPのハードディスクの容量が少なくなって来たので、ハードディスクを追加した。
コマンドはVBoxManage clonehd “コピー元のファイル名” “コピー先のファイル名” –remenber
始めオプションの--remenberを付けないでクローンHDを作ったところ、新しくできたWindowsのE:ドライブでファイルの消去(フォーマット)ができなかったので、–remenberを追加したらうまく行った。
コマンドの中で” “は必要。ないとエラーになった。
コピー先のファイルを指定するとき、保存先のフォルダを指定すると好きな場所に保存できる。

owlnet@ubuntu:~$ VBoxManage clonehd "/media/Windows/Windows XP.vdi" "/media/Windows/WindowsXP2nd.vdi" --remember
Oracle VM VirtualBox Command Line Management Interface Version 3.2.6
(C) 2005-2010 Oracle Corporation
All rights reserved.

0%...10%...20%...30%...40%...50%...60%...70%...80%...90%...100%
Clone hard disk created in format 'VDI'. UUID: 951c7f3a-bf9f-4d24-9ab8-9dacfdd49fe1
owlnet@ubuntu:~$

仮想メディアマネージャでハードディスクを追加
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設定画面で「ハードディスクの追加」をクリック
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直ぐにクローンハードディスクが追加された。
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Windowsが起動したら、追加になったドライブでフォーマット
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フォーマット完了
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ローカルディスクのプロパティ
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2010年8月20日金曜日

Google日本語入力Mozcのインストール

WindowsではGoogle日本語入力をメインで使っているので、Ubuntu10.04でもこれをインストールした。
Google日本語入力の本家はこちらだが、面倒そうなので、こちらのサイトに書いてある方法でインストールした。
インストールはいたって簡単で、端末で次のコードを入れただけ。
wget -q http://download.opensuse.org/repositories/home:/sawaa/xUbuntu_10.04/Release.key -O- | sudo apt-key add -
sudo sh -c 'echo "deb http://download.opensuse.org/repositories/home:/sawaa/xUbuntu_10.04 ./" > /etc/apt/sources.list.d/ikoinoba.list'
sudo apt-get update
sudo apt-get install ibus-mozc
インストールが終わったら、「システム/設定/IBusの設定/インプットメソッド」のインプットメソッドの選択で「日本語/Mozc」をクリック、これを日本語IMEのデフォルトにするため「上へ」で一番上にした。
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Mozcのプロパティ
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2010年8月18日水曜日

辞書ソフトGjitenのインストール

インストールは「日本語環境セットアップヘルパ」からすると必要な辞書ファイルもインストールされるので、そのまま利用できる。標準では英和・和英・漢字辞書がインストールされるが、英中辞典・日独辞典があとでインストール可能。
インストール過程ー全部必要無いのかも知れないが、念のため全てにチェックを入れた。
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手書き用のkanjipadはsynapticパッケージマネージャからインストールできる。
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他の辞書はこのサイトの「Gjitenに必要なファイル   UTF-8に変換したEDICT形式の辞書ファイルは必要です。 このperlスクリプトを利用してダウンロードと設定を自動化できます。 」から行う。
具体的には
辞典ファイルのある「/usr/share/gjiten/dics」に移動。
$ cd /usr/share/gjiten/dics
plファイルをDL
$ sudo wget http://gjiten.sourceforge.net/getdics.pl
実行権限の取得
$ chmod +x getdics.pl
プログラムの実行
$ sudo ./getdics.pl –all
ダウンロードに成功するのは[Japanese-German] ,[Chinese-English] の二つだけ。端末内に表示されているメッセージ通り
$ sudo rm -rf /tmp/gjiten-dics
新しくインストールした辞書の追加はGjitenの「編集/設定/追加」より行う。
英中辞典はcedict、日独辞典はwadoku
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空白を満たしたら「追加」をクリック
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※メモ
・実行権限の取得($ chmod +x getdics.pl)の結果確認
getdics.plのプロパティのアクセス権で「プログラムとして実行できる」にチェックが入っている。
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・good morningの中国語検索
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・「お早う」のドイツ語検索
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2010年8月17日火曜日

バックアップツールBack In Timeのインストールと使い方

Back In TimeはWindowsの「システムの復元」用途としてや、ドキュメントなどのデータを「Snapshot」として保存することで、いつでもその時点の状態に戻すことができるツール。
インストールはSynapticパッケージマネージャから「backintime-gnome」をインストールする。
システムファイルをバックアップするなら「アプリケーション/システムツール」のBack In Time(root)を選択。
起動したら先ずはセッティング
バックアップデータの保存先は第1パーティションのWindowsというドライブにした。
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どのフォルダをバックアップするかの設定
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ユーザ名のフォルダを選択
これでダウンロード、ドキュメント、ピクチャなどがバックアップされる
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この設定では.wineなどの隠しファイルは対象外になってしまうので、Ctrl+Hを押して隠しファイルを表示させ、取りあえず.VirtualBox,.google,.wineを追加した。
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その他の項目は既定値のまま
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バックアップは左アイコンのTake Snapshotをクリック
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バックアップ完了
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バックアップ先で確認
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※バックアップの更新はUpdate Snapshots
※隠しファイルの表示
・一時的にはCtrl+H
・恒久的にはファイルブラウザNautilusの「編集/設定」で「隠しファイルとバックアップ・ファイルを表示する」にチェックを入れる
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2010年8月15日日曜日

ウィルススキャナClamTk Virus Scannerのインストール

●ubuntu10.04のとき
Ubuntuソフトウェアセンターよりインストール。
起動は「アプリケーション/アクセサリ」のウィルススキャナを選択。
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スキャン結果
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ヘルプのアップデートを確認するとアップデート可能とあったので、Ubuntu側からやろうとしたが不可。
そこで、ソフトの開発元からダウンロードしてインストールしようとしたら
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と出たが無視してインストールした。
するとGUIバージョンだけが新しくなった。
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定義ファイルのほうは最新なのでこのまま使用してみることに。

●Ubuntu11.04のとき
 ubuntu11.04用のアンチウィルスソフトとして、Windowsで使用したことのあるAvast!やAVGを検討したが、ユーザ登録が必要だったり、ubuntuソフトウェアセンターからインストール出来なかったりで断念。結局、このClamTK Virus Scannerをインストトールすることにした。 アンチウィルスエンジンのバージョンが0.97.3に、GUIバージョンが4.36になっていただけで、あとは同じふうに見える。今回は「拡張/設定」の「ホワイトリスト」でスキャンしないフォルダ(ピクチャなど)を選択し、「スキャン/再帰的なスキャン」で、ファイルシステムを選択し、スキャンした。結果は次のとおり問題なかったが、1時間半近くかかった。(2011/11/18)

ファイアウォールソフトのFirestarterのインストール

このツールを利用するとLinuxのファイアウォールがGUIで設定できる。
インストールをUbuntuソフトウェアセンターからして、「システム/システム管理」のFirestarterを起動すると英語でエラーメッセージが出た。意味不明なので、今度はSynapticパッケージ・マネージャから再インストールすると今度は正常に起動できた。
ウィザードに関しては取りあえず既定値で設定した。
Firestarterへそうこそ
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ネットワーク・デバイスの設定
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インターネット接続共有の設定
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起動する準備が整いましたで保存
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起動画面
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「編集/設定」画面
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2010年8月13日金曜日

wine1.3ならPicasa3で文字化けなし

wine1.3ではレジストリのフォント関連の設定を二箇所直すとPicasa3の起動後の画面やOfficeインストーラなどで文字化けを起こさなくなる。
※方法
・端末でwine regedit と打ちレジストリエディタを開く
・HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\MICROSOFT\WINDOWS NT
\CURRENTVERSION\FONTLINK\SYSTEMLINK
Tahomaのデータ値でTakaoExGothic.ttf を追加(スペース無し)
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・HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\WINE\FONT\REPLACEMENTSのMS UI GothicのデータをUme UI Gothicより梅UIゴシック
(又はTakaoExGothic)
に変更する
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これらの変更でPicasa3.8はUbuntu10.04(10.10)で日本語化される。
●Picasa3のとき(Windows版)
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●Microsoft Office 2000のとき
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●Microsoft Office 2003のとき

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2010年8月11日水曜日

WineアプリのインストールUI文字化け対策

メモ帳を開き次の内容を入力しreplacement.regで保存(S-JIS)
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Wine\Fonts\Replacements]
"MS Gothic"="Takaoゴシック"
"MS Mincho"="Takao明朝"
"MS PGothic"="Takao Pゴシック"
"MS PMincho"="Takao P明朝"
"MS UI Gothic"="TakaoExゴシック"
"MS ゴシック"="Takaoゴシック"
"MS 明朝"="Takao明朝"
"MS Pゴシック"="Takao Pゴシック"
"MS P明朝"="Takao P明朝"
端末で
wine regedit
起動したレジストリエディタで先に保存したファイルをインポートする
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*wineのバージョンが1.2以下の時は上記の変更が必要だが、1.3だと標準で問題なくなった。(2010/8/13追記)

Configure Wineのデスクトップ統合でフォントを変更

Wineの既定値で文字化けは起きていないので、問題ないのだが、タイトル文字が気に食わないときは、Wine設定のデスクトップ統合で好みのフォントに変更できる。
そこでフォント変更可能な「アクティブタイトルのテキスト」、「ヒントのテキスト」、「メッセージボックスのテキスト」、「メニューのテキスト」の4つをTakao Pゴシックに変更した。
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メニューのテキスト文字が小さい時は「メニューのテキスト」のフォントをもっと大きくするといいのだが、何度かやっていると文字化けが起きることがある。(下図はJTrimのとき)
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そんな時は他のフォントを選択し、「文字セット」がWesternでは無くJapaneseや無しになっていると正常になる。
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Takao Pゴシック14ポイントの時のメニュー
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