デスクトップ向けのLinuxとして、人気のあるubuntuは2010年4月29日に10.04 LTS"Lucid Lynx"がリリースされた。最初はバーチャルマシンやUSBメモリで使っていたが、OSの高速起動と文字の読み易さが気に入ったので、これをポータブル ハードディスクにインストールし本格的に使用する事にした。このブログはその導入備忘録としてまとめたものである。(2011/5/11 ubuntu 11.04追加)

・ubuntu10.04/11.04備忘録記事一覧

1.Ubuntu10.04をポータブルハードディスクにインストール
このUbuntu10.04をインストールするに当たり先ずはポータブルハードディスクの選定。Amazonでいろいろ検討したが、価格とデザインでTranscendの320GB TS320GSJ25Mに決定。
(1)ポータブルハードディスクの構成
Gpartedで次のようなドライブ構成にした。
1番目はVirtualBox(Windows XP)とWindows用
2番目はUbuntu10.04用
3番目はUbuntuのSwap用

2.ubuntu10.04にPicasa3をインストールして日本語化
Linux判Picasa3(英語)を日本語化する手順は次のとおり。
(1)Linux判Picasa3のダウンロードとインストール
通常はdeb, for Debian/Ubuntu i386:のファイル
(2)Windows判Picasa3のダウンロードとインストール(wine)
(3)wine側のPicasa3をUbuntu本体側のPicasa3にフォルダ毎上書きコピー
端末で
sudo nautilus

3.Ubuntu Tweakのインストール
Ubuntu TweakはUbuntuのシステム設定をGUIでカスタマイズできるツール。
インストールは公式サイトからdebパッケージを「GDebi Packageインストーラ」開いて行う。

4.Configure Wineのデスクトップ統合でフォントを変更
Wineの既定値で文字化けは起きていないので、問題ないのだが、タイトル文字が気に食わないときは、Wine設定のデスクトップ統合で好みのフォントに変更できる。

5.WineアプリのインストールUI文字化け対策
メモ帳を開き次の内容を入力しreplacement.regで保存(S-JIS)
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Wine\Fonts\Replacements]
"MS Gothic"="Takaoゴシック"

6.wine1.3ならPicasa3で文字化けなし
wine1.2まではレジストリのフォント関連を設定し直さないとPicasa3やOfficeインストーラなどで文字化けを起こしていたが、wine1.3ではこれが直っていた。
●Picasa3のとき(Windows版)

7. ファイアウォールソフトのFirestarterのインストール
このツールを利用するとLinuxのファイアウォールがGUIで設定できる。
インストールをUbuntuソフトウェアセンターからして、「システム/システム管理」のFirestarterを起動すると英語でエラーメッセージが出た。意味不明なので、今度はSynapticパッケージ・マネージャから再インストールすると今度は正常に起動できた。

8.ウィルススキャナClamTk Virus Scannerのインストール
Ubuntuソフトウェアセンターよりインストール。
起動は「アプリケーション/アクセサリ」のウィルススキャナを選択。

9.バックアップツールBack In Timeのインストールと使い方
Back In TimeはWindowsの「システムの復元」用途としてや、ドキュメントなどのデータを「Snapshot」として保存することで、いつでもその時点の状態に戻すことができるツール。

10.辞書ソフトGjitenのインストール
インストールは「日本語環境セットアップヘルパ」からすると必要な辞書ファイルもインストールされるので、そのまま利用できる。標準では英和・和英・漢字辞書がインストールされるが、英中辞典・日独辞典があとでインストール可能。

11.Google日本語入力Mozcのインストール
WindowsではGoogle日本語入力をメインで使っているので、Ubuntu10.04でもこれをインストールした。
Google日本語入力の本家はこちらだが、面倒そうなので、こちらのサイトに書いてある方法でインストールした。

12.VirtualBoxにプライマリ スレーブ ハードディスクを追加
ホストubuntu10.04のゲストにインストールしたWindowsXPのハードディスクの容量が少なくなって来たので、ハードディスクを追加した。
コマンドはVBoxManage clonehd “コピー元のファイル名” “コピー先のファイル名” –remenber

13.Ubuntu11.04インストール備忘録
ubuntu11.04をポータブルハードディスクにインストールしたあと行った項目を備忘録として残しておくことに。
なお各種設定はデスクトップを慣れたクラシックに変更して行った。

14.USBメモリ型Ubuntu11.04のクローンを作る
EASEUS Todo Backup2.5とHDClone Free Editionを使って、USBメモリ型Ubuntu11.04のクローンを作成したときの手順や問題点・解決法をまとめたもの。

15.ubuntu11.10のマウントポイントを編集
ubuntu11.10をWindowsデータ領域付きの2ドライブ構成で作成したあと、そのWindows領域を再フォーマットしたら、ubuntu11.10起動の時、そのドライブをマウントできないと言うエラーが発生。以下はその対処法。

16.無料クラウドDropboxでWindowsとUbuntuを同期
無料オンライン ストレージ サービスのDropboxを利用して、WindowsとUbuntuで、ファイルの同期を取って見ました。DropboxはWindows,Ubuntu共メニューが日本語化されているので、分かりやすいです。

17.Ubuntuのパスワードを入力してログインのキーリングのロック解除
Ubuntu Oneを導入したあと、自動ログインでUbuntuを起動すると「パスワードを入力してログインのキーリングのロックを解除してください」のダイアログが毎回出てきて、鬱陶しいので、出さない方法を探していたが、いい解決方法が見つからなかった。無料のクラウドはメインにDropboxを使うことにしたので、このUbuntu Oneは自動ログインの必要なし。と言う訳でそのファイルを削除することにした。

18.Furius ISO MountでMicrosoft Bookshelf Basic 2.0辞書を使う
Windows Office 2000に付属していたMicrosoft Bookshelf Basic 2.0の辞書は今でもWindows Vistaで使っているが、Ubuntu11.04のWine上でも使えるようにして見た。

19.Ubuntu11.04のEBView辞書ブラウザに電子ブックを登録して辞書検索
Windowsで使っていた電子ブックの広辞苑や研究社の新英和・和英中辞典はEBViewをUbuntuソフトウェアセンターからインストールするとUbuntu11.04でも簡単に使えるようになった。

20.ubuntu11.04に一太郎11と花子11をインストールして見る
Windowsソフトのインストールテストため、一太郎11と花子11をUbuntu11.04(wine1.3)にインストールしてみた。